望月定子の画集が発刊されました

画集表紙
画集表紙

 望月定子が62歳から絵画に目覚め、描き上げた迫力ある大作から、晩年の詩情豊かな作品を画集に纏めました。

  

90歳を目前にした2008年のことですが、その頃にはもう描くことは無く、自身の作品を観る側になっていたのです。「私の絵には、私の魂と体温がくっついている。したいことはもう無いの。思い残すこともないし、こうしていてもちっとも退屈じゃないの。」と以前の絵に対する厳しさは影を潜め、大きな事を成し終えた達成感によるものか、瞑想し、静穏な日々を送っていたように思います。その姿を間近にして、何の気負いも無く自然に口を衝いて、「おばあさん、卒寿のお祝いに画集を作ろうね。」と、私が言うと、母は、「そりゃあ嬉しいけどおまえが大変だよ。」と遠慮がちながら満面の笑顔で言ったのです。その年の9月に突然逝ってしまい、画集を手渡すことは叶わず心残りでしたが、翌年に望月定子の自分誌として亡き後も絵を観て下さる方に絵のほかに人となりを紹介すると共に在りし日の記録として画集にまとめました。

館長 望月やす子

 

詳しくは、望月定子美術館(電話:0475-76-4008)までお問い合わせください。また、ホームページのお問合わせからもどうぞ! 

 

「廃船」(65歳)/古い襖を利用
「廃船」(65歳)/古い襖を利用